毎日お弁当を作っていらっしゃる皆様、どうもお疲れさまです。わが家でもほぼ毎日お弁当を作っています。土日も関係なく仕事が入る旦那は、基本的に毎日お弁当を持っていきますし、幼稚園に通う子どもも週2回だけお弁当の日があります。
「幼稚園は毎日給食でいいのに!」と思いますが、子どもは給食よりもお弁当の方が好きだと言っており、毎週2回だけのお弁当の日を楽しみにしている様子。面倒ではありますが、そう言われちゃうと仕方がないですよね。
ちなみに、私も中学時代から高校・大学時代、そして社会人になってもしばらくはお弁当を持って学校や職場に行っていました。もちろん、母の手作りです。
そんな母のお弁当。もちろん美味しくはあったのですが、おかずの半分くらいは、毎回ほぼ同じメニューだったんです。具体的には、卵焼きとウインナー、かまぼこorちくわ。この3種類は、ほぼ毎回と言っていいほど入っていました。これが、中学時代からずっと、12~3年間続いていたわけです。作ってくれていた母には申し訳ないですが、かなり飽きていました。
そうして、社会人となり数年。最初の数年は、派遣社員や契約社員としての勤務だったため、社食の補助などが一切なく、ずっとお弁当を持って行っていました。しかし、数年して正社員として雇ってもらえることになり、社食を利用すると一部補助が出ることとなったため、社食に切り替えることにしました。そのときの、母とのやりとりが、10年以上経った今でも忘れられません。
「お母さま。十何年間、お弁当のおかずがパターン化していて飽きました。これから食堂で食べます」
「そうですか。私は十何年間、お弁当を作ることに飽きました。作るのをやめさせていただきます」…当時は、ひたすら平身低頭するしかありませんでした。
そして、自分も妻に、母になった今、旦那や子どものお弁当を作っていて思うわけです。十何年間もお弁当を作り続けてくれていた母は偉大だった、と。
まだ結婚してたった6年半。母の作ってきた年月の半分にも満たない期間しかお弁当を作っていないのに、すでにお弁当作りが面倒だと思っている自分。そして、これからも毎日のように続く、旦那と子どもたちへのお弁当作り。
どうせ作らなければならないのなら、「飽きた」と言わせることなく、毎日のお弁当を食べてほしい。そんなわけで、今回は飽きさせないお弁当のために、お弁当のおかずの中でもかなりのスペースを埋めてくれる素晴らしいおかず「卵焼き」について、基本的な焼き方のお話と、わが家でのアレンジレシピをいくつかご紹介したいと思います。
「卵焼き」の基本的な焼き方
今更ですが、基本的な卵焼きの焼き方をちょっとおさらいしておきましょう。
まず、フライパン(卵焼き器)にはしっかり油を引いて、しっかりと熱しておくことです。
多少テフロン加工がはがれてしまっているようなフライパンを使っても、多めの油をしっかり熱して焼くことで、フライパンにくっついてしまって、うまく巻くことができない、という事態にならずにすみます。

具体的には、卵液を流しいれたら、「ジュー!」といういい音がして、卵の端っこがすぐにクルっとまくれあがってくるぐらいが理想です。それくらいの焼け具合であれば、フライ返しを使わずに、お箸だけでも十分に綺麗に巻いていくことができます。
ただ、もちろん焦げやすいので、手早く巻いていかなければなりません。
そこが不安であれば、フライパンを熱するときだけ強めの火にして、卵液を入れる直前に弱火にしてしまってもいいと思います。また、できれば一巻して新たな卵液を投入する前に、常に油を引くようにすると、さらにくっつかずに綺麗な仕上がりにすることができます。
卵液の混ぜ方は、泡立てないよう、容器の底の部分にお箸の先っぽをくっつけて左右に動かすようにすると、泡立つことなく白身を切ることができます。
混ぜる回数などは、それぞれの好みに合わせてください。私は結構しっかり混ぜてしまいますが、以前、テレビで卵焼き専門店の人が卵焼きの焼き方を紹介していたときには、白身を切る程度でコシが残るよう、あまり混ぜすぎない方が良い、と言っていました。
また、白身が多い方がふわっと仕上がるので、そのお店では白身の割合が多い、卵のLLサイズを使っている、という話でした。
綺麗な卵焼きにしたいのであれば、卵を多く使った方が肉厚の美しい卵焼きを焼くことができます。特に卵焼き器を使って焼くのであれば、卵1個だとあまり形の良いものに仕上げることができません。
ただ、慣れてくると、卵1個で卵焼きを作るのも案外上手に焼けるようになります。たとえば、卵焼き器を使うのであれば、一部だけ使って綺麗な長方形の形に焼き上げることもできますし、大き目のフライパンでも、一部だけを使って綺麗な長方形に仕上げることも可能です。
そのような焼き方をしていると、よく旦那に器用だねと言われます。

「卵焼き」のレシピ
いろいろ各家庭でのアレンジがあると思いますが、わが家でお弁当に入れる卵焼きをいくつかご紹介します。
基本の卵焼き+海苔(ハムなどでも!)

私が関西出身で卵焼きはしょっぱい派なので、基本の味付けは醤油です。実家では、それに味の素も少し入れていました。最近は、醤油がわりに麺つゆを使うことも多いです。
「中心の方に海苔が見えている方が、見た目が可愛いかな?」と思い、最初の卵液の投入直後に、海苔を2枚並べて乗せて巻いています。表面がまだ半熟っぽい状態のときに巻き始めないと、海苔が邪魔をして巻いた状態を保てなくなるので、海苔を乗せてからは素早く巻き始めるようにご注意ください。

海苔だけではなく、ハムなどを巻くこともできますが、海苔よりも巻きにくくはなります。でも、仕上がりは黄色の中にピンクが見えて可愛いです。

ホウレン草巻き

夕食の準備でホウレン草をゆがいたときなどに、そのホウレン草を少しだけとっておいて、作ります。卵焼きの真ん中に緑。見た目がなかなか可愛いです。栄養的にも色合い的にもお弁当に合いますよね!
ゆがいたホウレン草には、あらかじめ醤油を少しまぶすなど、少し味をつけておいた方が美味しく食べられると思います。また、ホウレン草は少し細かめに切っておく方が、卵焼きを切りやすいです。

作り方は、海苔のときと同じく、最初の卵液投入後に一列にホウレン草を並べて巻きます。やはり、少し表面が半熟のときに巻き始めた方が巻きやすいです。巻いてから、じっくり火を通すようにしてください。
適当な具材+味付けを変化させる
卵焼きにちょっと変化をつけたいときは、冷蔵庫にある具材を適当に細かく切って混ぜ込んでしまいます。
ベーシックなものであれば、細ねぎ。これを小口切りにして、卵液に混ぜ込んで、醤油ベースの味付けで焼きます。黄色のなかにちらほら見える緑が少し可愛く感じられませんか?

他には、玉ねぎ+人参+ハム。これを細かく切って、先に軽く炒めたところに、コンソメ+塩コショウを混ぜた卵液を投入し、焼きます。スパニッシュオムレツのように、少し分厚めに焼いてもいいですし、いつものように巻いてもいいです。
自分のやりやすい焼き方をしてもらえればいいと思います。

また、ちょっと中華風にするなら、玉ねぎ+ニラを細かく刻んで炒めたところに、鶏がらスープの素+塩コショウを混ぜた卵液を投入して焼くというのも美味しいですね。
大根おろし入り卵焼き!?
意外なところでは、残った大根おろしを使って作ることも。
大根おろし+だしの素+醤油+酒の味付けに、大葉があればなお良し!です。大根くさくなるのでは?と思われますが、お酒を少し入れることと、大葉を入れることで、大根の臭みが抑えられている…と勝手に思っています。
お店でだし巻きを注文すると、だし巻きの横に大根おろしが添えられていることがありますよね? それを一体化させた結果が、大根おろし入り卵焼きです。
案外イケるのでは、と思っているので、ぜひ一度試してみてください。
卵を巻かずに炒めちゃおう!

卵焼きの他によく作る卵のおかずとして、練り物と卵の炒め物があります。
ちくわやかまぼこを適当なサイズに切って、先に軽く炒めます。そこへ、醤油+砂糖で味付けした、これに限ってはちょっと甘めの卵液を投入し、スクランブルエッグ状にまわし炒めます。
お弁当に入れるため、スクランブルエッグ状とはいえ、しっかり火は通します。
練り物にピンクのかまぼこなどを使えば色合いも可愛く仕上がりますし、この炒め物だと、少量の卵で卵焼き以上におかずのスペースをとってくれるため、おかずが少ないときや卵が少ないときにはかなり重宝しています。
他に、ウインナー+キャベツの千切りの炒めたところに少量の卵を投入して炒め、塩コショウ+ケチャップ(もしくはマヨネーズ)で味付けをする、などの変化をつけることもあります。

「卵焼き」でお弁当に変化をつけよう
いくつかの卵焼きをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
スペースを埋めるのに重宝する「卵焼き」ですが、ほんの少し手を加えるだけで、毎日同じだったお弁当に、味も見た目も変化をつけることができますし、それだけでお弁当も飽きにくくなりますよね。
今、ご紹介した卵焼きでも、1週間、毎日違った卵焼きを食べることができますし、もちろん、もっと色んなパターンを作ってみてもいいと思います。
卵焼きはノーマルなものが一番!という方もいらっしゃると思います。でも、子どものお弁当なんかの場合は、入るおかずの数も限られていますし、うまく具材を混ぜ込むと、少ないおかずで、子どもに野菜を食べてもらうこともできちゃうわけです。

